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企業研究
ジョブウェブ編集部
ジョブウェブ編集部
2017年2月17日

【IT業界研究】クラウドとは何か? その歴史と未来の可能性

今、IT・インターネット業界にはAI、IoT、ロボット、VRなど多くのトピックがあります。

それはまるで、かつてのインターネット黎明期を思わせる、これからの未来の可能性を感じさせるトピックです。

インターネット黎明期に多くの若い才能が集い、互いに競い合う中で、わたしたちの日常を大きく変えていったように、これらのトピックには大いなる期待が寄せられています。

今回はこれらのホットトピックに関連のある「クラウド」と呼ばれるトレンドをご紹介します。

「クラウドとは何か?」「クラウドはどういった歴史を辿ってきて、どこへ向かっていくのか?」というテーマに関して、クラウド分野の事業を手掛けている株式会社スカイアーチネットワークスの高橋専務にお話を伺いました。

それではどうぞ。


高橋専務について

高橋 玄太(たかはし げんた)氏

IT系ベンチャーキャピタル会社で、投資案件の発掘、 投資先の育成、業務提携を担当後、通信系ベンチャー企業に入社。
同社取締役管理本部長として、東証マザーズ上場を主導する。
その後、株式会社スカイアーチネットワークスに入社し、専務取締役に就任。
高成長が続くクラウド業界において、AWSを中心としたクラウドビジネスでIT業界を大きく変革中。
2014年、東日本大震災の復興支援として、「サーバー屋のサバ缶」をリリースし、社会とビジネスを繋ぐ活動にも注力。
現在は、営業部門の責任者、採用責任者、サバ缶の責任者です。




株式会社スカイアーチネットワークスについて

スカイアーチネットワークスは、IT業界のMSP(マネージドサービスプロバイダー)としてクラウドの歴史が始まる以前からお客様のWebサービスのインフラを支えてこられ、現在は「クラウドのことがわかるインフラエンジニアのプロフェッショナル」として、日本におけるクラウドの歴史の黎明期からサービスを提供されてきた企業です。

採用サイトはこちら


クラウドとは何か? その歴史と未来の可能性

――クラウドは、ビジネスシーンでどのように活用されているのでしょうか?。

高橋さん:そうですね、たとえば、テレビ局が連続ドラマをやる際には、その連ドラ用のWebサイトも同時に作ることが当たり前になっているように、今どきは、マスメディアのインターネット活用が進んでいます。

――マスメディアという観点だと、テレビに限らず、週刊誌のような紙媒体もニュースサイトを持つような時代になりましたね。

高橋さん:はい。インターネットインフラの整備とネットコンテンツ(アプリやゲーム)の普及によって、相対的にインターネットの地位が上がっていますからね。マスメディアは見ない、もしくは、見る時間が減ったという人は増えてきています。

で、ここからが本題になるのですが、Webサイトの場合はキャパシティの課題が付きまといます。Webサイトにアクセスが集中すると、サイトに繋がりにくくなったり、サイト自体が落ちてしまう問題が起こります。最近は、twiiterなどの消費者が発信できるメディアが増えた影響で、あるドラマや記事が話題になった際に、それが瞬時に拡散して、Webサイトに一気にアクセスが集中するシチュエーションが起こりやすくなっています。

――WebサイトやWebサービスを運営している企業は大変ですね。

高橋さん:アクセス集中に耐えられるだけのインフラ整備をするのはコスト的に本当に大変です。せっかくサーバーを増強しても、アクセス集中のピークを過ぎれば、その増強したサーバーは無駄になりますから。

――ホテルや旅館の経営に近いものを感じます。客足が伸びる繁忙期に合わせて客室を用意すると、閑散期の客室稼働率が大きく落ち込むし、逆に、閑散期の需要に合わせると繁忙期にすぐに満室となって機会損失を招いてしまう。

高橋さん:そこでクラウドの登場です。クラウドは、インフラを自前で持つのではなくクラウドサービスの提供企業側に置くことができ、必要な時に必要な分だけインフラを間借りすることができます。つまり、アクセスが集中するピーク期間にだけ、そのピークに対応できるだけのインフラ環境を用意することができ、ピークが収まれば通常のインフラ環境に戻すことができるというコストメリットがクラウドにはあります。

――それは便利ですね。となると、クラウドは主に、大手企業が運営する大規模なWebサイトやWebサービスに活用されているということでしょうか?

高橋さん:いいえ、そうとは限りません。スタートアップやベンチャー企業のWebサービスの成長を支えるところにもクラウドは貢献しています。

新たにWebサービスを立ち上げる際に、誰しもが成功を描くと思います。しかし、その成功の過程では「サービスを盛り上げたい」という気持ちと「とはいえ、アクセスが増えるとインフラが耐えられない」という現実との間のギャップに苦労するものです。

「サーバー費用をどうするか?」という問題が、有名Webサービスの創業時の苦労話に度々登場するように、インフラ投資というのはスタートアップやベンチャー企業の悩みの種となっている中で、クラウドの持つコストメリットは大きな魅力であり、実際に、多くのスタートアップやベンチャー企業でクラウドが活用されています。

――なるほどですね。ちなみに、クラウドサービスの提供企業として有名な企業はどこになるのでしょうか?

高橋さん:クラウドサービスを提供している企業は複数あるのですが、その中でもビッグ3と呼ばれる企業があります。それは、Amazon、Microsoft、Googleの3社です。

――この3社がクラウドの歴史を作ってきたんですね。

高橋さん:一番最初に始めたのはAmazonです。クラウドサービスのAWS(Amazon Web Services)を2006年にリリースした処から歴史が始まります。

Amazonは、電子書店からスタートした会社ですが、それが今では巨大な小売業へと変貌を遂げました。配送や物流に投資をして全米をカバー。その後、世界中をカバーするような一大小売企業に成長し、現在もその成長の最中にあることは、多くの方もご存じの通りです。

Amazonは、膨大な数の商品を大規模システムで管理してWebで販売し続けているわけですが、この大規模システムのインフラを支えるための投資を惜しみなく続けた結果、世界有数のサーバー保有台数を持つ企業になりました。もちろん、自社で構築し管理していたわけです。

Amazonは、この巨大インフラをどうやってコントロールしていくのかを考え続けた結果、クラウドの発想に辿り着きました。

「グローバルに点在するAWSのサーバーは常にフル稼働しているわけではありません。たとえば、アメリカにあるサーバーは、深夜から早朝の時間帯にかけてはアクセスが少なくなります。このアクセスが少ない時間に、サーバーを他の人に貸すことで、サーバー1台あたりの稼働率を上げることができる」という発想です。

サーバーというのは、1台1台購入する必要がありますし、サーバーの台数が増えるとサーバー専用の管理設備が必要になります。また、サーバールームなどの大規模なインフラ環境下では空調環境が必須なので冷房のための電気代が馬鹿になりません。それにサーバーを管理する人が必要なので人件費も加算されます。

ですから、サーバーの稼働率が40%や50%であるのはもったいないんですね。そういった状況に対して「他の企業に利用してもらうことで10%でも20%でも稼働率を上げると利益になる」と気づいた人がいて、余ったサーバーのリソースを他の人に使ってもらおうという発想からクラウドが始まりました。

――余ったリソースを他人に使ってもらうというのは、Airbnbのようなシェアリングエコノミーと近い発想ですね。

高橋さん:近いですね。

――ところで、AWSのサーバーのリソースを使うということは、AWSに自社のデータを預けるということなので、セキュリティ面で「クラウド」の活用を不安視する企業もいるのではないでしょうか。

高橋さん:昔は不安視されていましたが、セキュリティ対策への投資が進んだ今では、そういった声はほとんどないと言って良いでしょう。

2017年の1月下旬に、三菱UFJフィナンシャルグループは、クラウドの利用に向けて、AWSと契約を結んだというニュースがありましたが、金融機関といえば、日本の中でも最もセキュリティレベルが高い領域です。その領域のトッププレイヤーがクラウドを利用するとなったわけですから、クラウド=セキュリティが不安といったイメージはもはや過去のイメージに過ぎないと言えます。

ちなみに、三菱UFJフィナンシャルグループのような巨大企業がクラウドを利用した際に削減できるシステムコストは桁違いです。数百億円規模のコストメリットが期待できます。

5d179d0591069c2e402d81f6eb6d0a86_sam (2017年11月最終週から12月の第1週にかけて米ラスベガスで開催されたAWSの年次イベント「AWS re:Invent」のプレゼンテーション会場の模様)

――それはすごいですね。

高橋さん:すごいです。ただ、ここ数年のAWSはもっとすごいことを仕掛けてさらに進化させているんです。

――進化というのは、ユーザー企業はもっと安く使えるようになるといったコストメリット面での進化でしょうか?

高橋さん:違います。AIやIoTなどのビックデータを活用した新しいサービスを自分たちのサービスのために作っているという意味での進化です。

AWSを使うと、自分の購入履歴や閲覧履歴から商品をレコメンドされますよね? あれはまさにAIエンジンです。IoTだとAmazon Dash Buttonが話題になりました。

そういったAIやIoTの技術をAWSの利用顧客が活用できるようにしているんです。つまり、AWSを元々は「インフラコストの削減」や「Webサービスの安定運用」のために使っていた企業が、自社の事業・ビジネスにAIやIoTを取り入れることができるんです。

AIやIoTというものは有力な技術分野ですから、クラウドでそれができるようになると、もはや、クラウドを利用するメリットよりも、クラウドを利用しないデメリットが大きくなると思います。

――高橋さんのお話を聞いていると、クラウド活用の流れが加速していくようなイメージが湧いてきました。ところで、スカイアーチネットワークスさんはどのようなビジネスをされているのですか?

高橋さん:私たちはMSP(マネージドサービスプロバイダー)といって、お客様のインフラを預かって管理する。そして管理するだけでなく安定運用できるようなサービスを提供して、お客様のシステムやWebサービスの成長をインフラ側から支えていく仕事をしています。

MSPは、クラウドの歴史が始まる以前からあるのですが、クラウドの流れとともに、お客様からクラウドでインフラを構築したいという問い合わせが増えてきた中で、お客様が求めていることであれば私たちもできるようになろうと、お客様の期待に応えていった結果、私たちの中に様々なWebサービスに対応できるクラウドの実績が溜まっていったという流れがあります。

日本におけるクラウドの歴史は5年程度です。歴史が浅い割には変化が激しいため、お客様の社内には「クラウドのことがわかるインフラエンジニア」が育成できていないし、中途採用をしようとしても「クラウドのことがわかるインフラエンジニア」の存在自体が 希少なので、なかなか採用できない。社内の人材では対応できない。そんな時に、社外のプロフェッショナルである私たちにクラウドの相談や依頼が来ます。

――クラウドのことがわかるインフラエンジニアというのは希少なんですね。

高橋さん:通常のインフラエンジニアの場合、サーバーやネットワーク環境を構築・運用するための知識があれば大丈夫ですが、クラウドに対応するためにはプログラミングスキルが要求されます。しかし、それは一般的なインフラエンジニアの専門外。インフラも分かっていてプログラミングもできる守備範囲の広い人材というのは希少です。

また、以前はお客様の中で「こんなWebサービスをつくりたい」という要件が固まっている中で「では、こういったインフラがいいですね」というコミュニケーションだったのですが、今は「こんなWebサービスをつくりたい」という要件が固まりきっていない段階から「クラウドを活用したら、こういったことができますよ」というコミュニケーションが増えてきています。

つまり「クラウド活用でできること」という観点から、お客様が実現したいビジネスやWebサービスの要件を固めていくサービス設計のニーズが生じてきたということです。

フルスタックエンジニアというエンジニアのキャリアとしての最高峰のキャリアがあります。クラウドが登場して以降のフルスタックエンジニアは、インフラからサービス開発まで全て見れるような人になっているのですが、そんなスーパーマンのような人材はそうそういないということですね。

992d5782a600f8c70c9aa59749ba9fef_sam (2017年の「AWS re:Invent」に参加されたスカイアーチネットワークスの社員の皆さん)

――なるほど、クラウドの流れの加速によって、新しい職業が生まれているということですね。一気に技術レベルが上がったようにも見えるのですが、新卒でクラウドの世界に飛び込む場合の心構えについてお聞きしたいです。

高橋さん:私たちスカイアーチネットワークスも、クラウドの経験がない中でもクラウドの流れに乗り、結果的に大手企業からもパートナーとして認められるようになった経緯から自信を持って言えるのですが、知識や技術は入社後に伸ばすことができますから、その点の心配は不要です(たとえば、スカイアーチネットワークスでは、入社後に知識や技術を伸ばすための教育体制を整えています)。

クラウドの世界に飛び込む場合の心構えという観点では、職種(営業やエンジニア)・入社タイミング(新卒と中途)の違いに関わらずに大切なことが2つあります。

1つ目は「人として信頼できる人かということ」です。クラウドサービスに関わる事業者はお客様の大事な情報資産をお預かりしていますので、金融資産を預かる金融機関と同じく、人としての誠実さが大切です。

2つ目は「新しい技術や変化に対しての高い好奇心」です。好奇心旺盛な人であれば、こんなに楽しい仕事はないと思います。クラウドの世界は、今、目の前でSF映画みたいなことが起こり続けています。人工知能、自動運転、IoT、VR、ロボットなど「Wow!!」の連続です。

その変化に自分も関われる。そういうことにワクワクしたい人はメーカーにいって研究開発職に入るのもいいし、私たちのように、多種多様なお客様と様々なビジネスに向き合って最新の技術を利用して課題解決する立場も楽しいんじゃないかと思います。

すでにお伝えしている通り、日本におけるクラウドは黎明期です。まさに、これからです。かつて、インターネット黎明期(1990年代後半~)に多くの若い才能が集い、互いに競い合う中で、わたしたちの日常を大きく変えていったように、今、このタイミングでクラウドに関わることはとてもエキサイティングなことだと思います。

――ありがとうございました。


(ジョブウェブ編集部)

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