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特集
就活コラム
2015年8月17日

円安になるとどうなるの?【就活に役立つ会計知識】Vol.29

就活に会計知識はどの程度必要なのか?

この問いの答えは、就職活動というものの捉え方によって変わってきます。就活を志望企業に入社するための選考対策という狭義で捉えるならば、会計の知識はほとんど必要ないでしょう。

ですが、就活をビジネスパーソンとして活躍するための準備という広義で捉えるならば、知ってほしい、知っておくべき会計の知識はたくさんあります。そして、その会計知識は、結果的に狭義の就活でも役立てることができます。

三択問題のクイズ形式で、分かる、使える、【就活に役立つ会計知識】。

それではどうぞ。

円

※画面を一気にスクロールしてしまうと回答が見えてしまいます。どうかご注意ください。


問題

問題です。円安になると起こることとして適切な回答を、以下の選択肢の中から選んでください。

<選択肢>
1:円安により輸出産業の業績は拡大するなど、日本にとってはメリットの方が大きい
2:輸入品の値段が上昇することで、インフレが生じる
3:円安により海外旅行が安く行けるようになるというメリットがある


解答

正解:2

<解説>
最近は円安が進行しているという話をよく聞くと思います。それは、民主党政権時には1ドル80円だった為替レートが、現在は1ドル120円程度まで、急激に円安が進行しているためです。

為替相場がこれだけの短期間で変動すると様々な弊害が生じてきます。そのため、今回は、そもそも円安になることはどんなメリットとデメリットがあるのか。また、為替相場とは何なのかということについて、簡単に説明していきたいと思います。

まず、為替相場とは何なのでしょうか。

為替相場とは異なる通貨の交換レートのことであり、1ドル100円とは、1ドルと100円は同じ価値なので交換しますとよ、と言うことを意味しています。つまり、各通貨の価値を示していると言えるのです。

そういう意味では、1ドル80円から1ドル120円になったことは、円の価値が2/3に低下したことを意味しており、円建てで保有している資産の価値がすべて2/3になったとも言えます。もちろん、国内だけで生活していれば円の価値が2/3になったという感覚はないと思いますが、海外との関係で見れば、円の価値が低下したと言えるのです。

つまり、今回の円安は、円の価値が急激に低下したことを意味しており、日本国の国力が低下しているとも言えます。

過去の歴史を振り返れば、戦後長らくは1ドル360円で固定されていました。それが日本の経済成長とともに円の価値が上昇し1ドル80円まで円高が進んでいたのです。これは日本の国力の上昇を意味していたのです。

では、今回、なぜ急激に円高が進んだのでしょうか。

それは黒田バズーカと言われている異次元金融緩和により、世の中に流通する円の量を2倍近くに増やしたことに起因しています。日本銀行が大量に国債などを購入する買いオペを実施したことで、市場に流通する円を大量に増やしました。その結果、円の価値が相対的に低下したのです。

今回の様に、円安が進むとどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。まず、円安のメリットを列挙すると

・輸出企業の業績が拡大する
・外貨建て資産の運用で運用益を生みやすくなる

などが挙げられます。逆に円安のデメリットは

・輸入企業の業績が悪化する
・海外旅行などが高くなる
・インフレが進行し、賃金の上昇以上に物価が上昇することで庶民の生活は悪化する

などが挙げられます。

海外に1億ドル輸出していた企業は1ドル80円の時と1ドル120円の時では、売上高が日本円で80億円から120億円に増加しますので、円安が進めば進むほど短期的には、為替差益が生じ、業績が拡大します。

逆に1億ドル輸入していた企業は1ドル80円の時と1ドル120円の時では、仕入高が日本円で80億円から120億円に増加しますので、円安が進めば進むほど短期的には、為替差損が生じ、業績が悪化します。

そのため、製造業の様に輸出産業の業績は拡大しますが、エネルギーや資源、食糧などを輸入している企業の多くは、仕入金額が大幅に上昇し、業績が悪化していくのです。

また、私たち消費者にとっては、エネルギー価格、各種材料費、食材費が高騰することにより、家計が苦しくなるというデメリットが発生します。

このように為替の変動はメリットデメリットの双方があるので一概にどちらがいいとは言えませんが、急激な変動は、デメリットがより大きくなってしまう恐れがあります。特に、輸出や輸入企業は、為替の変動という外部要因により業績が大きく変動してしまうため、為替変動リスクを抱えていると言えます。

国内に資源がない日本は、貿易を多くしないと国民生活が成り立ちません。だからこそ、為替相場リスクがより大きい国家であると言えます。

そのため、アベノミクスの今後の行方と同時に、為替相場の変動には、今後も注意が必要です。皆さんも就職する業界が、どのような為替リスクを負っているのかは、一度調べてみたほうがいいかもしれません。


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作者プロフィール

国見 健介(くにみ けんすけ)氏のプロフィール写真
国見 健介(くにみ けんすけ)氏
東京CPA会計学院 理事/監査法人クラリティ パートナー/一般社団法人次世代戦略会議 代表理事

1999年公認会計士試験合格、2001年慶應義塾大学経済学部卒業。日本の教育をより良いものにするために公認会計士を目指す大学生の育成に尽力。人生のビジョンは「社会を担う志の高い若者に貢献すること!」、著書に「公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本 」(秀和システム)。

■学校法人東京CPA会計学院について
公認会計士の資格支援スクールとして日本で最初にできた歴史ある学校です。質の高い教材と講義により、公認会計士試験の大学在学中合格率46.6%(2014年度実績)を達成するなど、大学生を中心に高い支持を得ています。

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