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特集
就活コラム
2015年7月27日

ストックオプションとは?【就活に役立つ会計知識】Vol.26

就活に会計知識はどの程度必要なのか?

この問いの答えは、就職活動というものの捉え方によって変わってきます。就活を志望企業に入社するための選考対策という狭義で捉えるならば、会計の知識はほとんど必要ないでしょう。

ですが、就活をビジネスパーソンとして活躍するための準備という広義で捉えるならば、知ってほしい、知っておくべき会計の知識はたくさんあります。そして、その会計知識は、結果的に狭義の就活でも役立てることができます。

三択問題のクイズ形式で、分かる、使える、【就活に役立つ会計知識】。

それではどうぞ。

きりかぶ

※画面を一気にスクロールしてしまうと回答が見えてしまいます。どうかご注意ください。


問題

求人情報や募集要項に書かれている内容で、なんとなくわかっているような気がするものの、実はわかっていないことってあると思います。さて、ここで問題です。

ストックオプション制度とかけて、花火と解く。その心は?

<選択肢>
1:夏の風物詩
2:上がればみんな嬉しい
3:みんな好き


解答

正解:2

<解説>
ストックオプションとは「予め決められた価格で自社株を購入できる権利」を意味しており、役員や従業員のやる気を高めるために用いられる制度です。

具体的には、

役員や従業員にストックオプションとして自社株を一株500円で購入できる権利を与えたとします。会社の業績が拡大し、株価が2,000円まで上昇したとすると、役員や従業員は自社株を500円で購入し、市場にて2,000円で売却することが可能であり、一株当たり1,500円の売却益を得ることができます。

従業員としては、頑張って働き、会社の業績が拡大し、株価が上昇することでメリットを得ることができる一方、会社としても、従業員の意欲を高め、会社の業績を拡大しやすいというメリットがあります。

資金的にとても余裕のある優良企業であれば、わざわざストックオプションなどの制度を使わなくても給料自体を上げれば済むかもしれません。

しかし、多くの企業やベンチャー企業ではそこまで資金的な余裕がないことも多いので、ストックオプションを使用することで、将来会社の業績が上がれば、株主だけでなく、役員や従業員もみんなハッピーですよねという制度を用いることで、優秀な人材を確保したり、社員の意欲を高めたりすることができるのです。

ただし、注意点があります。ストックオプションは実質的には「成果報酬の後払い」であることから(業績が上がらなければ)最終的にもらえないリスクもあるので、年功序列を希望する方や安定志向の方には望ましくない制度かもしれません。

ちなみに、

ストックオプションに類似した制度に、従業員持ち株会という制度があります。従業員持ち株会とは、毎月のお給料の一部を原資とし、従業員が自社の株式を様々な優遇制度を受けながら購入できる制度です。

若い時に貯蓄が苦手な方は、給料から一定額を天引きし、強制的に自社株を購入し、将来住宅資金が必要な時や、退職時に当該株式を買い取ってもらうことができます。

また、強制的に貯蓄ができるというだけでなく、会社が順調に業績を拡大していれば、株式の価値が増大するというメリットや、購入に際して会社が一部の費用を負担してくれるなどの優遇制度が用意されるなどのメリットがあります。

最近話題になった従業員持ち株会の事例としては、リクルート社の上場の件があります。上場によって時価総額が2兆円を超えたリクルート社。このうち従業員持ち株会が1,000億円以上の株式を所有しています。そのため、従業員持ち株会を通じて自社株を購入していた従業員は、多い人で数千万円から数億円の株を手に入れたと言われています。

このように、ストックオプションも従業員持ち株会も、自社の業績が拡大し、株価が上昇した場合には、みんなでハッピーになりましょうという制度だと言えます。

特に、急成長が期待できる企業に就職する場合などには、給料水準をチェックするのと同じ目線で、ストックオプションや従業員持ち株会の制度の有無をチェックすることお勧めします。

「自分が勤める会社が上場して、数千万円から数億円の株式を手に入れられたら・・・」と想像すると、夢が膨らむのではないでしょうか?


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作者プロフィール

国見 健介(くにみ けんすけ)氏のプロフィール写真
国見 健介(くにみ けんすけ)氏
東京CPA会計学院 理事/監査法人クラリティ パートナー/一般社団法人次世代戦略会議 代表理事

1999年公認会計士試験合格、2001年慶應義塾大学経済学部卒業。日本の教育をより良いものにするために公認会計士を目指す大学生の育成に尽力。人生のビジョンは「社会を担う志の高い若者に貢献すること!」、著書に「公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本 」(秀和システム)。

■学校法人東京CPA会計学院について
公認会計士の資格支援スクールとして日本で最初にできた歴史ある学校です。質の高い教材と講義により、公認会計士試験の大学在学中合格率46.6%(2014年度実績)を達成するなど、大学生を中心に高い支持を得ています。

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