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業界研究
就活コラム
2015年5月11日

【IT業界研究】ITコンサルティング/SI編

IT業界は、ソフトウェア、ハードウェア、通信インフラ、インターネットなどが密接に関連し合って構成されています。

IT業界という「森」を遠くから眺めるだけでは、業界の理解は深まりません。IT業界を構成するそれぞれの「木」を一つ一つ見ていくことで、業界理解を深めていきましょう。

今回はITコンサルティング/SI編となります。


◆ITコンサルティング

一口にITコンサルティングといっても様々な業態があるのだが、ここでは「総合系」「戦略・マネジメント系」「ビジネス・IT系」「シンンクタンク系」の4つのタイプにフォーカスする。

クライアント企業の事業戦略立案からIT戦略立案、システム化構想といったいわゆる上流フェーズを中心に幅広いコンサルティングを手がけているのが「総合系」だ。製造・流通・サービス・金融・官公庁など、様々な業界のビジネス知識を有する専門家を集めたインダストリーグループならびに、企業戦略や組織人事、ファイナンス、ITなどのスペシャリストを集めたコンピテンシーグループから構成されており、この2つの専門家集団が必要に応じてチームを組みながらクライアント企業の変革を一貫サポートする。代表的な企業として、アクセンチュア、アビームコンサルティング、日本IBM、プライスウォーターハウスクーパースなどがある。

「戦略・マネジメント系」は、クライアント企業のトップマネジメントが抱えている様々な経営課題を解決するためのITに特化したコンサルティングを行っている。代表的な企業として、マッキンゼー、ATカーニー、デロイトトーマツコンサルティング、ヘッドストロング、CDIソリューションズ、ガートナージャパンなどがある。

「ビジネス・IT系」は、大企業よりもどちらかといえば中堅・中小企業やベンチャー企業をクライアント企業の主体としており、IT戦略の策定や業務改革支援などの上流フェーズからシステム導入支援にいたる幅広いコンサルティングを提供している。独自のシステム開発手法やパッケージソリューションの導入支援を行うなど、ユニークな視点に基づいた取り組みも多い。スカイライトコンサルティング、フューチャーアーキテクト、ベイカレントコンサルティング、ウルシステムズ、ケンブリッジテクノロジーパートナーズ、ビジネスブレイン太田昭和など、多くの企業がこのフィールドで活動している。

「シンクタンク系」は、本業である経済調査やマーケット調査、官公庁向けのリサーチにとどまらず、ITに関してもクライアント企業の情報戦略の立案やITマネジメントの支援、システムインテグレーションにいたるまで、幅広いコンサルティングを手がけている。母体となっている銀行や証券会社などのチャネルやビジンスの知見を生かした総合力を持っているのが大きな特徴だ。代表的な企業として、富士通総研、野村総合研究所、日本総合研究所、NTTデータ経営研究所、三菱総合研究所、三菱UFJリサーチコンサルティング、三井情報などがある。


◆SI(システムインテグレーション)とは

情報システムは、コンピューター本体やディスク装置、通信機器などのハードウェアをはじめ、それらを動作させる基本ソフトウェアであるOS、ネットワークやデータベースを制御するミドルウェア、ユーザー企業の利用目的に合わせて作られるアプリケーションソフトなど、非常に多くの製品や技術を組み合わせることによって実現されている。

例えば、身近なところにある銀行のATM、鉄道や航空機のチケット予約なども、こうした技術の組み合わせ(インテグレーション)によって作られているシステムだ。とはいえ、ITの専門知識を持たないユーザー企業自身が、様々なベンダーが提供する製品の中から最適なものを選定し、相互接続し、さらにその基盤の上でソフトウェアを導入または開発するのは、かなりの困難がともなう。

そこで、情報システムのコンサルティングから基本設計、ハードウェア選定、ソフトウェア開発、運用・保守までを一貫して請け負うSI(システムインテグレーション)と呼ばれる統合サービスが普及している。それを提供しているのがシステムインテグレーターだ。ユーザー企業は、情報システム全体の責任を負うワンストップの窓口としてシステムインテグレーターを相手に取引すればよいことになる。

業態が似ていることから、しばしば建設業界におけるゼネコンにたとえられるが、システムインテグレーターにも、ゼネコンと同様に相当な企業力が必要だ。具体的には、リスクマネージメントの能力、プロジェクト管理能力、経理・財務面の信用、広範な技術力が備わっていることが求められる。これに加えて重視されるのがコミュニケーション能力だ。企業の経営課題を解決するため、課題把握・解決手法の説明はもちろん、多くの技術者がチーム組んであたることになるシステム開発でもコミュニケーション能力は欠かせない。


◆システムインテグレーターの仕事

もう少し詳しくシステムインテグレーターの仕事の流れを見ていこう。それは大きく次のようなプロセスから成り立っている。

まず上流工程と呼ばれているプロセスでは、ユーザー企業がどんな経営課題を抱えているのか、どんな変革を望んでいるのかを、ヒアリングや調査を通じて詳しく分析する。また、それによって明らかになった問題点をITによってどのように解決したり改善したりできるかを検討し、具体的なソリューション(解決策)の提案や、業務設計、大まかなシステムの設計などを行う。

具体的な仕事のメニューとしては、顧客訪問、ヒアリング、業務課題の分析、業務設計、仕様の検討、提案書の作成、提案プレゼンテーションなどが挙げられる。単に最新テクノロジーを取り入れた、優れたシステムを追求すればよいわけではない。どんな企業とい えども無尽蔵の予算を持っているわけではなく、「コスト」は常に大きな制約条件となる。また、新しいITシステムをできるだけ早くビジネス現場に投入して成果を上げ、投資コストを回収したいと考える。すなわち、厳しい「スケジュール」の要求にも対応しなければならない。

下流工程では、詳細なシステム設計、プログラミング開発、テストなどを行う、ITシステムを実際に作り込んでいくフェーズとなっており、上流工程で策定されたソリューションをあらかじめ定められた品質、価格、納期の一定条件のもとで実現させていく。仕事のメニューとしては、スケジューリング、仕様書・設計書の作成、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークの選定・構築、プログラミング、結合・単体テスト、納品などが挙げられる。

なお、こうしたシステム開発はシステムインテグレーターが単独で行うこともあるが、大規模なシステム構築については、様々な協力会社とプロジェクトチームを組むのが一般的だ。その際の協力会社のスケジュール管理などのマネジメントもシステムインテグレーターの仕事の一環となる。

さらに、システムが完成した後は、ユーザー企業に実際にITシステムを利用してもらう「運用・保守」のプロセスに移る。日々変化していくビジネス要件に対応できるITシステムであり続けるよう、運用をサポートしていくこともシステムインテグレーターの大切な務めなのだ。


◆クラウドで広がるシステムインテグレーション

今後、システムインテグレーターはどのような方向に向かっていくのか。

クラウドの普及が、これまでオーダメイドのシステム構築を専門としていたビジネスの幅を大きく広げようとしている。そうした中で注目されるのが、AMO(アプリケーションマネジメントアウトソーシング)とBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)という2つのサービスだ。

AMOは、ユーザー企業に運用や保守を意識することなく、システムを利用してもらうソリューションの提供形態である。例えば、給与システムであればユーザーは、あたかもそのシステムが社内に存在しているように普通に使うことができるが、そのシステムの運用に関しては、クラウドの裏側でシステムインテグレーターが監視や保守を代行して実施するというイメージだ。

BPOはこれをさらに進め、AMOの運用代行部分だけではなく、業務そのものを請け負って代行する。このように、システムを作ることだけがシステムインテグレーターの仕事ではなくなっている。既存のシステムをクラウドに置き換える、クラウド対応のシステムを作る、クラウド対応のシステムを運用するなど、様々なビジネスモデルやサービスのスタイルが生まれている。


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