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特集
就活コラム
2015年5月25日

さぁ、これから「利益」の話をしよう【就活に役立つ会計知識】Vol.17

就活に会計知識はどの程度必要なのか?

この問いの答えは、就職活動というものの捉え方によって変わってきます。就活を志望企業に入社するための選考対策という狭義で捉えるならば、会計の知識はほとんど必要ないでしょう。

ですが、就活をビジネスパーソンとして活躍するための準備という広義で捉えるならば、知ってほしい、知っておくべき会計の知識はたくさんあります。そして、その会計知識は、結果的に狭義の就活でも役立てることができます。

三択問題のクイズ形式で、分かる、使える、【就活に役立つ会計知識】。

それではどうぞ。

分析資料

※画面を一気にスクロールしてしまうと回答が見えてしまいます。どうかご注意ください。


問題

会社の業績は「売上」だけでなく「利益」も見なさい、と言われますが、利益にも色々な種類があります。

さて、ここで問題です。就活というシーンで知っておくべき利益はどんな利益でしょうか?適切な回答を、以下の選択肢の中から選んでください。

<選択肢>
1:当期純利益の金額の推移を最も重視すべきである
2:売上だけでなく利益も見なさいというが、やはり売上金額が大きい会社を選ぶべきである
3:経常利益の金額の推移を最も重視すべきである


解答

正解:3

<解説>
売上とは、商品の販売金額のことであり、利益とは、売上から費用(コスト)を差し引いた儲けを意味しています。このこと自体は多くの学生の皆さんも理解していると思いますが「売上をどう見るべきか?」「利益をどう見るべきか?」を正確に説明できる方は少ないのではないでしょうか。

まず、売上高が伸びているというのは会社に勢いがあることを意味しています。ただし、いくら売上高を多く獲得しても、利益を上げてないという状態は経営の質が良くないことを意味します。売上1兆円で利益30億円の会社と、売上1,000億円で利益300億円の会社があれば、後者の方がより優良企業ということが言えます。

もちろん、売上も重要な指標であることには間違いありません(売上1兆円の会社は、経営の改善をすれば、利益を1,000億円計上する可能性もあります)。

ここからは、具体的に、売上と利益の見方をそれぞれ考えていきたいと思います。

1. 売上の見方

■売上高が伸びているのか
すべての費用を賄い、利益を獲得する源泉は売上にあるので、売上高が堅調に伸びていることはとても重要です。ただ、就職(長期的に勤務すること)を意図するのであれば、短期的な売上の推移よりは、過去10年間程度の売上の推移と、今後10年間の売上がどのように増加していく可能性があるのかを吟味する必要があります。

■売上高の内訳
過去の売上高の推移は、有価証券報告書などを観ればすぐにわかりますが、将来の売上高の予測はとても難しい作業になります。

将来の売上高を予想していく際には、本業から稼いでいる売上高の過去の推移と現状の競争力(シェア・利益率・ブランド力etc)などを分析し、今後も競争力が強化されていくのかを検討することになります。加えて、現時点では大きな売り上げを獲得していない新規事業や新商品の将来性などを見ていくことも重要になります。


2. 利益の見方

■利益の種類
会社の利益は、大きく、売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益に分類されます。

売上総利益(商品自体の粗利)
=売上高-売上原価

営業利益(本業から獲得する利益)
=売上総利益-販管費(本業の費用)

経常利益(毎期経常的に獲得できる利益)
=営業利益 ± 営業外損益(財務損益)

当期純利益(臨時損益も含めた最終利益)
=経常利益 ± 特別損益(臨時損益)-税金

上記の利益の見方ですが、利益は当期純利益ではなく、経常利益の推移を見ていくことがお薦めです。なぜなら、当期純利益には、火災・災害による損害、リストラによる費用、本社ビル売却益、などの今年だけ発生するような臨時的な損益も含まれているからです。毎年、会社が稼ぎ出す利益としては経常利益の方が優れていると言えます。

■利益の推移
その上で、経常利益が毎年順調に増加していることが望ましい状況です。企業のスリム化を図り、競争力のある事業に集中するために事業売却などを行い、一時的に経常利益が減少する状況などは問題ないですが、経常利益が順調に増加しているということこそが、会社の経営状況の質を一番あらわしていると言えます。

しかし、いくら経常利益が順調に増加していても、売上高が減少している場合には、将来的には経常利益の減少が生じる可能性が高いと言えますので、売上高の増加も重要な要素であることは間違いありません。

上記内容を考えると、まずは経常利益が順調に増加していることを最優先しつつ、同時に売上高が増加している、もしくは、将来的には売上高の増加が見込まれる事業に投資をしているかを見極めることがお薦めとなります。

優良企業や将来性を見極める方法は、売上という会社の勢いと、利益という経営の質を総合的に勘案することが求められるため、上記のような単純な話で、すべてを説明できるわけではありませんが、最低限の基本知識として、上記内容程度は知っておいて損はないと思います。


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作者プロフィール

国見 健介(くにみ けんすけ)氏のプロフィール写真
国見 健介(くにみ けんすけ)氏
東京CPA会計学院 理事/監査法人クラリティ パートナー/一般社団法人次世代戦略会議 代表理事

1999年公認会計士試験合格、2001年慶應義塾大学経済学部卒業。日本の教育をより良いものにするために公認会計士を目指す大学生の育成に尽力。人生のビジョンは「社会を担う志の高い若者に貢献すること!」、著書に「公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本 」(秀和システム)。

■学校法人東京CPA会計学院について
公認会計士の資格支援スクールとして日本で最初にできた歴史ある学校です。質の高い教材と講義により、公認会計士試験の大学在学中合格率46.6%(2014年度実績)を達成するなど、大学生を中心に高い支持を得ています。

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