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就活コラム
池田 信人
池田 信人
2018年8月31日

ええ!就活に時間を使えば使うほどに、就活が上手くいかなくなるケースがあるのかい?

就活は「時間をかければかけるほどに、上手くいく」と思われるかもしれません。しかし、実は「就活に時間を使い過ぎると、就活が上手くいかなくなる」こともあります。

なぜでしょうか?

驚きを隠さない猫

目次

1. 就活に使う時間の内訳
2. 採用基準と相対評価
3. 就活が上手くいかなくなるケース
4. 遠回りに見えて、実は最短の就活とは


1. 就活に使う時間の内訳

まずは「そもそも、就活ってどんなことに時間を使うんだっけ?」という点を整理したいと思います。ざっくり考えると以下のようになります。

1. 自己分析や業界研究・企業研究
2. 選考対策(筆記試験や面接準備)
3. エントリー手続き(ES提出)
4. 会社説明会への参加
5. 選考への参加

ここでポイントとなるのが、応募社数です。おおざっぱに言ってしまうと、上記1~5は応募社数の分だけ必要になります。つまり、応募する社数の総数をNと置くと、

就活に使う時間=N(1+2+3+4+5)となります。

応募社数が増えると、就活に使う時間が劇的に増えていくという話です。


2. 採用基準と相対評価

次に、採用する側(企業)の事情をお伝えしたいと思います。

採用する側は、当然ながら、選考の合否判断をするための自社の採用基準を持っています。採用基準とは、採用ハードル・選考ハードルと置き換えても構いません。

また、「今年は○○人まで採用できる」という採用人数を設定していますので、応募が殺到し過ぎると、採用基準に達しているのに、他の応募者との相対評価によって落選という判断をすることがあります。もちろん、採用人数に達し次第、応募は締め切られます。

この事実から分かることは

難関企業にばかり応募すると選考ハードルが高すぎて落選しやすく、落選が続くと就活に使う時間が増えていくということです。同様に、人気企業にばかり応募すると競争が激し過ぎて落選しやすく、落選が続くと就活に使う時間が増えていきます。

※ちなみに、人気企業は難関企業であることが多いのですが、難関企業が人気企業でないことは普通にあるので、自分が応募を検討している企業に関しては、ビジネスパーソンにその選考ハードルについて意見を求めることをお勧めします。


3. 就活が上手くいかなくなるケース

ここからが本題です。

これまでの話を踏まえると、就活に時間を使えば使うほどに、就活が上手くいかなくなるケースとは、応募社数が多すぎる(かつ、応募企業の多くが人気企業・難関企業である)ケースになります。

応募社数が多すぎると、選考応募(エントリー・会社説明会・選考)に使う時間が強制的に増え続けるため、選考準備(自己分析・業界研究・企業研究・選考対策)に使う時間の確保が物理的に難しくなってしまいます。

「毎日のように、どこかの会社説明会と選考があって、そのスケジュールを消化することで精いっぱい」という日々が続くと、選考準備どころではなくなってしまいます。

結果的に、人気企業・難関企業の選考ハードルを超えるための選考準備に腰を据えてじっくりと時間を使えないので、応募しても応募しても落選が続くという状況が強化され続けてしまう。これが「就活に時間を使えば使うほどに、就活が上手くいかなくなるケース」の概要です。

ゆえに、

「人気企業・難関企業への入社を真剣に考えるならば応募社数は絞って徹底的に準備をした方がいい(そうでないと、他の応募者との相対評価を含めた競争には勝てない)」というアドバイスには一理あります。

つまり、応募社数は選考ハードルの高さ自分自身の客観的な能力評価自分の使える時間のバランスで、どういった企業に何社応募するかを考えるべきだという話です。

そして、この話は大学受験の受験先を考えるアプローチと似ています。

似ているのですが、就活は企業の応募受付時期・選考期間が長いので、何十社も応募できてしまう点が大学受験とは大きく違います。大学受験の場合は選考日程が重なっているので、必然的に応募先を絞る必要がありますが、就活の場合はそれがない。

その結果として、過剰に応募してしまう状況に陥りやすい危険性があります。


4. 遠回りに見えて、実は最短の就活とは

一方で、ほとんど就活をせずに就活が上手くいく人たちがいます。

そんな彼・彼女らには「学生時代に頑張った経験がある」という共通点があります。アルバイト、学業、課外活動、サークル活動…人それぞれに頑張ったことのジャンルは違えども、皆、頑張った経験があるのです。

頑張った経験をしている人の特徴


1. 自分自身のやりたいことや興味のあることを頑張っていることが多く、業界や業種、特定の事業分野へのフォーカスが定まっている傾向が強い(就活における応募社数が少ない)

2. 頑張った経験の過程(プロセス)で、自身の思考力や行動力などの能力を発揮しており、その能力が採用選考で高く評価される傾向にある(採用選考、特に、面接フェーズでの通過率が高い)

いかがでしょうか?

ほとんど就活をせずに就活が上手くいっている彼・彼女らは、自身の頑張っている活動に時間を優先的に使っている=頑張っているからこそ、就活に使う時間を抑えることができています。

アルバイト、学業、課外活動、サークル活動…どんな経験であっても、今、目の前にある選択肢の中で何かを頑張ること。それは遠回りに見えて、実は最短の就活であると私は思います。


(池田 信人)

お勧めコンテンツのご紹介

http://www.jobweb.jp/post/a-26656

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池田 信人
池田 信人

株式会社ジョブウェブ マーケター

新卒で自動車メーカーに入社し社内SEを経験後、人材紹介のスタートアップを経て「人と組織の新しい関係」を支援するジョブウェブに入社。新卒紹介サービスの立上げ兼キャリアアドバイザーを務め、現在は、マーケター兼編集者として就活サイト「Jobweb」の運営を担当。

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