ログインしてより便利に! 閉じる
いまお持ちのアカウントで簡単登録
ログイン
ログインするとより便利に!
お持ちのアカウントでログイン
会員登録がお済みでない方はこちらから
ログイン
友達にメッセージを送ろう
メッセージ
  1. トップ
  2. 就活コラム
  3. 就活準備
  4. 起業するなら知っておきたい「出資」の意味【就活に役立つ会計知識】Vol.10
特集
就活コラム
2015年4月6日

起業するなら知っておきたい「出資」の意味【就活に役立つ会計知識】Vol.10

就活に会計知識はどの程度必要なのか?

この問いの答えは、就職活動というものの捉え方によって変わってきます。就活を志望企業に入社するための選考対策という狭義で捉えるならば、会計の知識はほとんど必要ないでしょう。

ですが、就活をビジネスパーソンとして活躍するための準備という広義で捉えるならば、知ってほしい、知っておくべき会計の知識はたくさんあります。そして、その会計知識は、結果的に狭義の就活でも役立てることができます。

三択問題のクイズ形式で、分かる、使える、【就活に役立つ会計知識】。

それではどうぞ。

商売繁盛

※画面を一気にスクロールしてしまうと回答が見えてしまいます。どうかご注意ください。


問題

起業に興味があるものの、起業という行動を起こせない。そういったシチュエーションを招く一つの要因は、情報、知識不足です。

さて、ここで問題です。起業するなら知っておきたい知識の一つである「出資」の説明として適切な回答を、以下の選択肢の中から選んでください。

<選択肢>
1:出資額は自分で用意しなければいけない
2:出資額は多ければいいというものではない
3:ベンチャーキャピタルなどの投資家により多くの出資額を出してもらう方がいい


解答

正解:2

<解説>
出資とは、会社設立時や、会社の規模拡大時において、株主から拠出してもらう資金のことです。株主から出資してもらった資金は、原則返済不要なため、会社の事業活動を営む上で、その資金を返済を意識せずに利用することができます。

しかし、株主は出資額の返済を受ける権利がない代わりに、会社の意思決定に関与できる議決権や利益の分配請求権など、多くの権利を有しています。

出資をすべて自分で行い、自分が社長に就任する場合には株主は自分しかいないのですべての決定を自分一人で行っても問題は生じません。

ですが、他の人に出資をしてもらった場合には、出資者は出資額に応じて経営意思決定に関与できる議決権を有していますので、他の株主の賛同を得ないと、意思決定ができないという状況になります。


■「どれぐらい」出資が必要?

従来は、最低資本金1,000万円という規定が存在していたので、会社を設立するに際しては1,000万円の出資が必要でしたが、現在では、最低資本金制度は撤廃されているので、極端なことを言えば、1円だけ出資して会社を設立することも可能です。

しかし、会社を設立するために最低30万円ほどのコストがかかりますし、オフィスを借りれば家賃が発生し、人を雇えば給料が発生します。また、商品を仕入れたり、開発したり、WEBサイトを製作したり、広報物を作成するなど、様々な経費が発生しますので、その資金を用意しておくことが求められます。

従来の最低資本金1,000万円という制度も、色々な経費を考えると、1,000万円ぐらいの資金がないと倒産の可能性が高いという趣旨で規定されていました。そのため、最低資本金制度が撤廃されていると言っても、会社を設立し、6か月間は売り上げがゼロでも大丈夫ぐらいの資金は用意する方がお勧めです。


■「誰」に出資してもらうか?

基本的には、上述の通り、「会社の安定性」や「事業展開の可能性」を考えれば、出資額はより多い方がメリットがあると言えます。ただし、出資額は多ければ多いほどいいかというとそうではありません。

出資を受ければ、その人たち全員が会社の株主になるため、経営意思決定に関与してくることになるからです。出資金を「誰」に出してもらうのかがとても重要になります。

出資の出し手としては、

1. 自分や一緒に起業する仲間
2. 家族・友人
3. 投資家

というのが一般的な選択肢になりますが、それぞれのメリットデメリットをみていきたいと思います。

1. 自分や一緒に起業する仲間
株主は自分や一緒に起業する仲間だけですので、基本的には、自分たちの思い通りに会社を運営できるというメリットがあります。ただ、大きな金額を集めることが難しいことが予想されるので、小さな元手でうまく会社を運営し、利益を獲得していかないと、早々に資金がショートする恐れがあります。

2. 家族や友人
自分たちの資金では足りない場合に、家族や友人に出資してもらうというケースが多いと思います。外部の投資家から出資を受けるケースと比べると、経営意思決定への意見をもらうことも少ないでしょう。そういう意味ではデメリットもあまりないのですが、出資を受けている以上は、出資額に見合うメリットをお返ししていかないといけません。

会社を大きくして利益の分配を行う、会社が軌道に乗ったら自分たちでその株式を買い取る、などの覚悟を決めて出資をしてもらう必要があります。

また、法律上は、出資額に応じて会社の意思決定に関与できるため、その可能性は常に理解しておくべきです。長く会社を経営していれば、最初は、経営意思決定に意見を言ってこなかった出資者も、経営に関与してくる可能性があるので、出資をしてもらうにしても、50%超は自分たちで出資することは必要だと思います。

3. 投資家
ベンチャーキャピタル(VC)などの投資家はビジネスとして投資をしています。有望なベンチャー企業に投資をし、その企業が成長した後に株式を高値で売って利益を上げることを目的にしています。

投資家は多額の金額を出資してくれることが多いものですが、その分、経営にも深く関与してきますし、資金繰りが苦しくなったタイミングで追加の出資を求めてきて、最終的には会社を乗っ取られてしまう恐れもあります。

そのため、ベンチャーキャピタルなどから出資を受ける場合には、絶対に50%超の株式の出資を受けないこと、信用できる専門家にアドバイスをもらうことをお薦めします。

ちなみに、

ベンチャーキャピタル(VC)などの投資家は、まったく将来性がない企業に出資をしたいということはあり得ませんので、ベンチャーキャピタルから「是非出資したい」と言ってもらえるような事業計画を立案することや、会社の将来性の魅力を高めることは重要だと思います。

起業する前に、何人かの投資家の方に面会させていただき、「あなたに投資をしたい」と言ってもらえるかどうかを試すことで、成功するかどうかを判断する一つの材料として役立てることができます。


いかがでしたでしょうか。

このように、出資は、会社の資金を確保するという重要な側面を持っていますが、出資を受ければ受けるほど経営に関与されるというデメリットもあります。そのため、メリットとデメリットを勘案した中で、出資についてどうするのかの判断をすることが求められます。


「三択問題のクイズ形式で分かる!使える!」【就活に役立つ会計知識】まとめに戻る方はこちら

作者プロフィール

国見 健介(くにみ けんすけ)氏のプロフィール写真
国見 健介(くにみ けんすけ)氏
東京CPA会計学院 理事/監査法人クラリティ パートナー/一般社団法人次世代戦略会議 代表理事

1999年公認会計士試験合格、2001年慶應義塾大学経済学部卒業。日本の教育をより良いものにするために公認会計士を目指す大学生の育成に尽力。人生のビジョンは「社会を担う志の高い若者に貢献すること!」、著書に「公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本 」(秀和システム)。

■学校法人東京CPA会計学院について
公認会計士の資格支援スクールとして日本で最初にできた歴史ある学校です。質の高い教材と講義により、公認会計士試験の大学在学中合格率46.6%(2014年度実績)を達成するなど、大学生を中心に高い支持を得ています。

CPA

興味の有る方はこちらから。


ジョブウェブお勧めコンテンツのご紹介

◆1. コラムまとめページ
ジョブウェブ社員が作成しているコラム全てをまとめたページです。全てのコラムは3分もあれば読める分量となっています。通学時やお昼休みなど、ちょっとした空き時間に気軽にご覧ください。

◆2. 「就活準備」コラムまとめページ
今回ご覧頂いた「就活準備」に関するコラムだけをまとめたページです。

◆3. 就活攻略
博報堂、P&G、三菱商事、マッキンゼー、リクルート、トヨタなどの人気企業200社以上の内定者によ る内定獲得までのストーリーを公開しています。インターン選考情報から、エントリーシート情報、選考情報までが網羅されています。「就活攻略」は会員限定 の情報が多く含まれるため、事前の会員登録をお勧めします。


人がいいね!と言っています。
コメント
コメントはまだありません。
ログインすると、コメントを入力できます
Jobwebに会員登録すると、コメントを入力できます。
関連する記事