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特集
就活コラム
2015年3月2日

「上場企業に就職しなさい」と親に言われたけど、ところで上場していると何がいいの?【就活に役立つ会計知識】Vol.1

就活に会計知識はどの程度必要なのか?

この問いの答えは、就職活動というものの捉え方によって変わってきます。就活を志望企業に入社するための選考対策という狭義で捉えるならば、会計の知識はほとんど必要ないでしょう。

ですが、就活をビジネスパーソンとして活躍するための準備という広義で捉えるならば、知ってほしい、知っておくべき会計の知識はたくさんあります。そして、その会計知識は、結果的に狭義の就活でも役立てることができます。

三択問題のクイズ形式で、分かる、使える、【就活に役立つ会計知識】。

それではどうぞ。

日の出

※画面を一気にスクロールしてしまうと回答が見えてしまいます。どうかご注意ください。


問題

上場のメリットに関する説明として間違っている回答を、以下選択肢の中から選んで下さい。

<選択肢>
1 :上場のメリットは「資金調達の手段が増えること」である
2 :上場のメリットは「社会的信用が高まること」である
3 :上場のメリットは「長期的な視点の経営をしやすいこと」である


解答

正解:3

<解説>
まず、選択肢1番の上場のメリットは「社会的信用が高まること」であるに関して。

結論から言うと、上場を行うと社会的信頼性は高まります。日本中に株式会社は、100万社以上存在しており、そのうち上場企業は約5,000社程度しかありません。上場企業というだけで、それだけ多くある会社の中で大企業であるということを意味していますので、しっかりした会社なのだなと社会的に認識されることになります。

もう少し厳密に「上場することで社会的信頼性が高まる理由」を説明しますと、まず上場するための審査基準が挙げられます。上場するためには、時価(株価)総額・設立年数・株主数・経営状態など様々な基準をクリアしないといけません。

また、上場を行う会社は、会社の成績表である財務諸表を社会に公表するとともに、公認会計士の監査(チェック)を設けているため、株主や・公認会計士からの監視を受けていることになり、経営の透明性が確保されることになります。

このように、上場企業は上場基準を満たしていることと、経営の透明性が高まっているので社会的な信用が高まるのです。そして、社会的信用が高まるからこそ、より優秀な人材の確保が可能になり、また従業員の士気の向上など、様々な付随的なメリットを享受することも可能になります。

次に、選択肢2番の上場のメリットは「資金調達の手段が増えること」であるに関して。 

こちらも、結論から言うと、上場を行うと資金調達の手段が増えます。会社は、資金の提供者から、資金を提供してもらい、その資金を事業に投資し、その事業から投資額を上回るお金を回収することで利益を稼ぐことを目的にしています。そして、その利益を資金の提供者に分配しているのです。

では、資金の提供者には誰がいるのでしょうか。それは、主には株主と銀行です。銀行からお金を借りることで会社は資金を手に入れることができます。この借入金の場合には、利益から利息の支払いをすることになります。

また、株主から資金を出資してもらうことも可能です。株主から出資された資金は返済が不要ですが、毎年の利益から配当金として分配することが必要になります。また、株主は会社の所有者であるため会社の重要な経営意思決定を行うことになります。

上場を行っていない会社は、株主からの出資が限定されてしまいます。なぜなら、社会的な信用がないために、広く社会に株主を募集することは困難であり、会社の経営者が自分で出資するか、親族や友人に出資してもらうことになってしまうからです。ここで、上場をすることにより、証券会社を通じ、広く社会に対して株主を募集できるようになり、多くのお金を調達することができるのです。

ですので、上場することで、銀行の借り入れや、自分や親族・友人からの出資に加え、大勢の投資家から出資を集めることが可能になるのです。そのため、企業の規模が拡大し、より多くの資金を集めることで、さらなる拡大を図るためには、株式上場というものには大きなメリットがあります。

最後に、選択肢3番の上場のメリットは「長期的な視点の経営をしやすいこと」であるに関して。

上場すると、逆に長期的な視点の経営がしづらくなるというデメリットがあります。その理由は、上場企業は財務諸表を広く社会に公表していくため、株主や投資家などの期待に応えなければならないという要請が強くなります。また、株主や投資家の多くは、10年後の業績よりも、目先の業績に強い関心を持っています。なぜなら短期的に株価が上がるか下がるかということに、一番の興味を持っているためです。

そのため、上場していない会社であれば、今年の利益よりも、10年後、20年後の利益を最優先に経営意思決定ができますが、上場を行うと、どうしても目先の利益確保に意識が行きがちになり、結果として経営が短期志向になりやすいという問題点があります。

その他にも、上場を行うことで、日々市場で株式が売買されるため、企業が買収される危険性も高まってしまうというデメリットもあります。

よって、上記の上場するメリットとデメリットを勘案し、上場するかしないかの判断が行われています。通常は上場するメリットの方が大きいため、多くの大企業が上場していますが、中には、大企業でも上場していない企業もあります。

有名な企業で上場していない会社としては、大手お菓子メーカーのロッテ、大手建設会社の竹中工務店、大手運送業者の佐川急便、大手タクシー会社の日本交通、大手出版社の小学館、大手旅行会社のJTBなどが有名です。

上記が上場することのメリットとデメリットの簡単な説明になります。皆さんの上場企業や非上場企業に対する理解を深める一助になったのであれば嬉しく思います。


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作者プロフィール

国見 健介(くにみ けんすけ)氏のプロフィール写真
国見 健介(くにみ けんすけ)氏
東京CPA会計学院 理事/監査法人クラリティ パートナー/一般社団法人次世代戦略会議 代表理事

1999年公認会計士試験合格、2001年慶應義塾大学経済学部卒業。日本の教育をより良いものにするために公認会計士を目指す大学生の育成に尽力。人生のビジョンは「社会を担う志の高い若者に貢献すること!」、著書に「公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本 」(秀和システム)。

■学校法人東京CPA会計学院について
公認会計士の資格支援スクールとして日本で最初にできた歴史ある学校です。質の高い教材と講義により、公認会計士試験の大学在学中合格率46.6%(2014年度実績)を達成するなど、大学生を中心に高い支持を得ています。

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