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業界研究
2014年6月10日

TOP INTERVIEW:アクセンチュア 代表取締役社長 程 近智氏

「コンサルティング業界大研究」という書籍の一部を公開。

コンサルティング業界大研究

コンサルティングファームのことを深く知っていくための【とっかかり】に役立てて頂ければ嬉しく思います。

◆アクセンチュア 代表取締役社長 程 近智氏「信頼できるビジネスパートナーとして、クライアントの高いビジネスパフォーマンスの達成を支援

それではどうぞ。


トッププロフィール

程 近智(ほど ちかとも)氏

1982年スタンフォード大学工学部卒業、91年コロンビア大学経営大学院修了。82年アクセンチュア入社。戦略グループや通信・ハイテク本部の統括本部長を経て、06年より現職。東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム外部講師、早稲田大学客員教授、経済同友会幹事。内閣府 経済財政諮問会議「目指すべき市場経済システムに関する専門調査会」委員。


コンサルタントは「どこまで一緒にやってくれるのか」

──アクセンチュアのコンサルティングの特色、その目指すところはどこにあるのでしょうか。

 コンサルティング会社というと企業の外部アドバイザーのようなイメージを持たれるかもしれません。でもアクセンチュアはもはや単なるアドバイザーではありません。お客様にとってのビジネスパートナーとして価値を提供しています。結果を出すことは、どのようなビジネスでも求められることですが私たちはさらにその成果をお客様と一緒に共有していく企業です。

私たちアクセンチュアが評価されることがあるとすれば、それはアウトプット(何をしたか)ではなく、アウトカム(結果)なのです。「時間あたりいくら」というプロセスに対する評価ではなく、どういう成果をもたらしたのかという結果をビジネス価値として提供していく。すでにこういう成果報酬型のビジネスが当社にとって重要な価値になってきています。

──これは結果を出せる自信がないとできないですよね。

 まったくその通りです。この業界にいると常に感じることですが、コンサルタントは時にお客様からの根本的な問いに答えられない部分がありました。それは、「理路整然とした改善提案があっても株主への責任も含めて実際にリスクのある経営現場にいないとビジネスの本質が分からないのではないか」ということです。

お客様からすれば調査や分析のために支援を依頼したいが、その先にある会社の本当の変革を共に成し遂げるビジネスパートナーとしては力不足だということでしょう。

アクセンチュアはこうした状況を打破したいと思っています。そうするためには、「どこまで成果にコミットして、実行するか」ということに尽きます。提案するだけではなく、自分たちも一緒にリスクを取って、お客様と共に課題に取り組み、成果をだしていく。そういう領域に入っていかない限りお客様からの信頼を勝ち得ることができない。

アクセンチュアはこうしたビジネスパートナーとしての価値を提供できるような土壌を整えてきましたし、これからもそうです。今や私たち自身が上場企業で、会社として利益を出さねばならないし、株主に対しても責任を持っています。これまで以上にお客様と同じ目線に立って取り組む基盤があると思っています。


ビジネスパートナーとしてクライアントと共に成長していく

──「変革」という表現がありましたが、程さんにとって企業の変革とは何ですか。

 企業は世の中の変化に柔軟かつ迅速に対応して存続しなければなりません。でもそのためには単に利益を出すだけではなく、常に新たな価値を創造し、成長もしなくてはならないのです。企業がそうした新しい成長カーブを描くために必要なのが「変革」であり、それを支援し、共に実現していくことがアクセンチュアの役割です。

例えば、今の日本企業で言うと、国内市場は縮小を続けるなか、多くの企業が海外市場への進出を加速化させています。これからますますグローバル市場での競争は激化します。日本企業はこれまでの組織体制、コスト構造を見直し、もっと現場に近い所で正確かつ迅速に課題やニーズを把握し、経営判断を下せるような経営管理モデルをつくりあげていかなくてはなりません。

これまでの国内市場を中心としたビジネスモデルから、グローバル市場で勝てるビジネスモデルに変革をしなくてはならないのです。それを時にコンサルタントとして、時にビジネスパートナーとして一緒に達成していくのがアクセンチュアなのです。そして、そうしたビジネスを通じて、アクセンチュア自身も成長していきたいと思っています。

──アクセンチュアの社員がクライアントの会社で働いたり、逆にクライアントの社員がアクセンチュアで働いたりするケースもあるそうですね。

 アクセンチュアが提供するサービスを3つに分けると、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスがあります。そのなかでもアウトソーシング・サービスでは、お客様の経理業務、調達業務、貿易業務、研究開発業務などをアウトソーシングとして引き受けています。それにより、お客様は将来の成長や競争力の源泉となる「コア業務」に資源を集中し、柔軟にさらなる飛躍を実現することができるようになるのです。

このようなアウトソーシングの領域では、お客様との間にこれまでのような境目がなくなってきているといえるかもしれません。例えば海外では、アクセンチュアに業務を依頼したお客様の社員の方がアクセンチュアに転籍して、引き続き業務をやって、アクセンチュアでスキルを身につけた後、数年後に再び元の会社に戻って活躍するといった例もあります。

──クライアントは業務を標準化させ、コストが圧縮できる。

 その通りです。アクセンチュアのアウトソーシングは世界レベルで展開しているので、さまざまなノウハウが蓄積されていて、圧倒的なスケールメリットをだせるようになっています。単にコストの問題ではなく、グローバルレベルでの最適化をどこでどのように実現するかといったノウハウや知見も保有しています。


次世代のコンサルティング会社、サービスカンパニーへ

──そこが強みであると。

 アクセンチュアは世界中の様々な企業の経営課題解決を支援してきた実績があります。そういった経験から得たノウハウは当社の財産です。あらゆる業界や企業の課題を把握し、個々の会社の体質に合ったソリューションをつくって、さらにそれを実行できます。そして、世界中に約26万人、日本には約5000人の社員がいます。人種も国籍も専門性も本当に多種多様で、それぞれの領域で高い専門性を持っています。こうした様々な人材のスキルが世界レベルで共有されているというのは当社の強みと言えるでしょう。

さらに、退職をして新たな挑戦をする「卒業生」も多く輩出しています。アクセンチュアでの経験を活かして経営者として成功している人もいるし、ある特定分野のプロフェッショナルになって第一線で活躍している人もいます。また、他の会社で経験を積んでアクセンチュアに戻ってくる人もいます。こうしたことを考えると、社員にとって、アクセンチュアは成長のプラットフォームなのだと私は考えています。

──将来のアクセンチュアはどんな会社になっていくのでしょうか。

 ビジネスサービスを提供する会社になっていきます。お客様が達成すべき成果にコミットして、お客様と共にビジネスの変革を実現していく。そのために、当社がこれまでに培ってきた実績やノウハウを最大限活用していきます。そして戦略策定、業務改革からさらにその先の運用までを丸ごと行うビジネスサービスを展開していきます。

──新しい形のコンサルティング会社ですね。

 その通りです。お客様の変革を支援するなかで、私たち自身が常に進化し続ける存在でありたいと思います。そもそもアクセンチュアは会計事務所系のコンサルティング会社のなかでもいち早く経営コンサルティング部門の規模を拡大させましたし、大々的に広告宣伝活動を展開しました。また、早い段階で株式上場も果たしました。

要するにひとつの形に留まらず、進化することが大事だと思うのです。

コンサルティング業界は大きく変わっています。ますますビジネスを俯瞰する側ではなく、実行する側に近づいています。良い意味で他の業界と同じ目線に立って行動する会社が増えていると思います。

また、スピード感や柔軟性、オープンさを持った業界です。コンサルタントを志望する皆さんはそのことを理解したうえで、どのように自分がコンサルティング会社というプラットフォームを自らの成長や進化のために活用していくかという視点を持ってほしいと思いますね。そういった意味ではアクセンチュアは皆さんの期待を超える成長の機会を提供する会社だといえます。


(終わり)

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ご案内

いかがでしたでしょうか?

コンサルティング業界のことをより広くより深く知りたい方は、ぜひ「コンサルティング業界大研究」をご覧ください。

コンサルティング業界大研究

<目次(抜粋)>
chapter 1 コンサルティングファームとは
1 コンサルティングとは何か? 
2 どこで差別化するか?コンサルティングファームの戦略とは 
3 コンサルティングファームの機能とは何か 
4 コンサルティング業界の現状と将来
5 コンサルティングファームの経営 
6 パートナー制と株式公開 
7 戦略系コンサルティングファームの将来?戦略系は衰退産業か 
8 コンサルティングとITの関係 
9 アウトソーシングとコンサルティングファーム 

chapter 2 コンサルタントという仕事
1 コンサルタントの仕事の面白さ 
2 コンサルタントの仕事の進め方 
3 コンサルタントのキャリアパス 
4 プロジェクトはどのように進むか 
5 コンサルタントのワークスタイル 
6 コンサルタントの研修・育成 
7 コンサルタントの評価はどうなっている? 
8 コンサルタントの将来 

chapter 3 コンサルティングファームの人々
アクセンチュア ? 朝山 絵美
アビームコンサルティング ? 久保田 詩音
アーンスト・アンド・ヤング・アドバイザリー? 片渕 裕介
A・T・ カーニー? 山下 哲生
KPMGマネジメントコンサルティング? 城代 志野
デロイト トーマツ コンサルティング? 中嶋 一博
日本アイ・ビー・エム? 田中 誠
ブーズ・アンド・カンパニー ? 瓜生田 義貴
プライスウォーターハウスクーパース? 江副 泰斗
ベイン・アンド・カンパニー? 山脇 恵
ボストン コンサルティング グループ ? 片岡 秀樹
ローランド・ベルガー ? 大波多 真希 

COLUMN プライスウォーターハウスクーパース米国 ニューヨークオフィス ? 足立 晋 

chapter 4 各社の戦略 ? トップはかく語りき ?
アクセンチュア? 程 近智
アビームコンサルティング? 岩澤 俊典
アーンスト・アンド・ヤング・アドバイザリー? 松井 晴彦
A・T・ カーニー? 梅澤 高明
KPMGマネジメントコンサルティング ? 秋元 比斗志
デロイト トーマツ コンサルティング? 近藤 聡
日本アイ・ビー・エム? 鴨居 達哉
ブーズ・アンド・カンパニー? 今井 俊哉
プライスウォーターハウスクーパース? 椎名 茂
ベイン・アンド・カンパニー? 火浦 俊彦
ボストン コンサルティング グループ? 水越 豊
ローランド・ベルガー? 森 健

chapter 5 「卒業生」が語るコンサルタントとしてのキャリア
お笑い芸人? 石井 てる美
慶応義塾大学 政策メディア研究科特任教授? 伊藤 良二
レアジョブ 代表取締役社長? 加藤 智久
特定非営利活動法人クロスフィールズ 共同創業者 代表理事? 小沼 大地
衆議院議員? 田沼 隆志
参議院議員? 安井 美沙子
横須賀市長? 吉田 雄人

chapter 6 コンサルティングファームに入るには
1 どうなっている? 新卒採用プロセス 
2 中途採用プロセスの実際 
3 面接では何が評価されるのか 
4 新卒コンサルタントの価値とは? 
5 コンサルティングファームが期待する人物像 
6 必読! 選考突破に役立つオススメ本 


コンサルティング業界のことをより広くより深く知りたい方は、ぜひ「コンサルティング業界大研究」をご覧ください。

(ジョブウェブ編集部)


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